CX125、その走行性能と整備性

画像


今回は、先日ご成約頂いたCX125の整備及び車両の走行性能についてお話します。

このCX125、まるで漫画「AKIRA」に出てきそうな近未来的デザインを有する一台で、
当時のGPマシンのデチューンにより、約20年前の125ccで36馬力という過激な
出力特性を持つ稀有な一台です。

この度整備を行うにあたり、このフルフェアリングが作業を難航させることは容易に
想像できましたが、その想像を遥かに超える極端な整備性の悪さに閉口してしまうのでした。

まずはフロントタイヤ交換です。フルフェアリングでかつ全く下に隙間が無い為、
下にジャッキが掛かりません。

画像


苦肉の策で写真のようにタイダウンで吊り上げて作業しました。
(タイヤ自体は3本のボルトで簡単に外れるのですが、、、)

また、今回の最大の難関はプラグでした。
タンクからフロントタイヤに大きく張り出すカウルはこのままでは
全くプラグに到達できません。
(横にあるネットからはプラグが見えるのですが、、、)

仕方なくほぼ全てのカウルを外し、たった一本のプラグを交換するのに
約半日を要してしまいました、、、。
__________________________________

何とか整備を終え、いざ試乗です。

まずはエンジン。
掛け初めから普通の2スト125よりも重厚感ある音量を奏でます。
でありながら吹け上がりは軽やか。楽しみです。

GPマシン譲りのエンジン特性は予想通りピーキーな設定ですが、
質感のある回転フィーリングは上質な味わいです。
その後パワーバンドへ突入。
ここで驚くべき特性が!

重厚感を伴っていた低回転から、8000回転を過ぎると全く別の音色に変化!
あっという間にレッドゾーンの12000回転に飛び込んでしまいます。
慌ててシフトアップするも加速は鈍らず速度は増してゆきます。
実際の速さも125としてはトップクラスでありながら感覚性能にも優れた
素晴らしいエンジン特性を有していました。

そして車体。
F⇒120、R⇒150(共にラジアル)というオーバースペックなサイズから
鈍重な回頭性を予想していましたが、行きたい方向へ視線を向けるだけで
素早く向き替えが可能なアグレッシブなハンドリング。
また、フロントは片持ちで中央に太いフォークが1本通るサス構造なのですが、
これがとてもナチュラルなハンドリングの一助となっていることに驚きを隠せませんでした。

総じて、とても上質なかつ味わい深い大人の125だと感じさせられたのでした。

言うまでもありませんが、試乗しているとき他のライダーから受けた
熱視線は尋常ではありませんでした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック