「鈴鹿の夏、日本の夏」

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今月号のレース雑誌「ライディングスポーツ」に「その時君は若かった」
を連載されている、佐藤洋美さんの文章に今月も感動させられました。

モータースポーツに対する深い慈愛が感じられ、暖かで、
その当時の情景が思い浮かぶような、ノスタルジックな気持ちになります。

今月は鈴鹿8耐にヤマハが参戦しないとのトピックで、
その関連から1985年の様子を振り返っています。

今の若いレースファンには想像できないと思います。
一つの2輪レース決勝日に20万人もの動員があった事実を。

バイクブーム、平忠彦の人気、GPトップライダーの相次ぐ参戦等で
絶頂を迎えた8耐は、夏の風物詩となりました。
駅からサーキットまでの人の行列は聖地に向かう信者の行脚のようで、
サーキット内の通路は人で埋め尽くされ、芋洗い状態でした。

僕が始めて見たレースも8耐でした。
1987年、平選手が怪我のために走れず、皮肉にもチームは優勝してしまう
という年でした。

若かった僕は弟と二人、一般道で鈴鹿へ。
しかし、途中で弟のマシンがトラブル!
様々な処置を施しますが、結局その車両は置き去りにして鈴鹿へ。
そのトラブルにより大幅に到着が遅れ、何と到着したのは
8時間のレースの残り一時間、18:30になっていました。

たった1時間の観戦だったけれど、そのタイミングは日暮れから
夜間走行に移る8耐の醍醐味を満喫できる時間でした。

日が落ちたメインストレートから1コーナーに飛び込んでゆくマシン達。
日常では考えられないスピードとバンク角。
鈴鹿の空に響き渡る集合管の甲高いエギゾーストノイズ。
排気ガスに混じるオイルの匂い。
テールランプの明るさだけを残して走り去る姿はまるで蛍のよう。
暗がりで転倒すれば火花が散り、ゴールの瞬間はフラッシュでストレートが
白く浮かび上がる。
レース後にはその健闘を称えるように花火が上がる。

全てが夏のイメージを際立たせる要因でした。

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この記事へのコメント

2009年06月29日 12:10
鈴鹿8耐、一度、見に行ったことがあります。
今は昔程は盛り上がらない気がします。
ヤマハが参戦しないとなると、余計に盛り上がらないですね。
残念です。
2009年06月29日 12:23
初めまして!
遊びに来ました!
これからヨロシクお願いしま~す
管理人
2009年06月29日 12:33
桃源児さんコメントありがとうございます。

そうなんですよね。以前の絶頂期を知っている人間にとっては寂しい限りです。また、ヤマハが出ないとより興味が薄れてしまいますよね。

しかし、現地は以前よりも好意を持って受け入れられているようです。

GPライダーは来なくとも、「バイク乗りのお祭り」として長く続いて欲しいですよね。
管理人
2009年06月29日 12:35
vややちゃんさんコメントありがとうございます。

また遊びに来てくださいね!

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